先日、「甲種防火管理新規講習」を受講してきました。無事に講習を修了し、晴れて「防火管理者(国家資格)」の資格を取得しました(国家資格なんですね…^^;)。
目次
防火管理者とは
防火管理者とは、多数の人が利用する建物などの「火災による被害」を防止するため、防火管理に係る消防計画を作成し、防火管理上必要な業務(防火管理業務)を計画的に行う責任者をいいます。
引用元:http://www.boukan.jp/lec_info/info_frame.php
防火管理者の選任が必要な建物
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引用元:東京消防庁
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/office_adv/jissen/p04.html
甲種防火管理新規講習について
講習会場
福岡市民防災センター(福岡市早良区百道浜1丁目3番3号)
受講料
6,000円(非課税)
実技訓練等
実技訓練というか体験でしたね^^;内容としては次のようなものでした。
- 消火器訓練(訓練用の消火器を使用します。中身は水です。)
- 震度7の揺れを体験(15秒程)
- 避難訓練(煙が充満する部屋から誘導灯を頼りに避難する訓練です。)
- 火災報知器等の種類を確認
講習を受けてみて
火事・火災において恐いのは「煙」
火事・火災において、恐いのは「火」ではなく「煙」だということを知り驚きました。黒い煙は約600度もあるそうで、その煙を一息でも吸ってしまうと意識がもうろうとして動けなくなるそうです。そのため、火事でなくなる方は全身やけどの状態ではなく、顔から上半分がやけどの状態で一酸化炭素中毒でなくなる方が多いそうです。
火事の際は窓を「開ける」
講師の方から、「火事の際は窓を開けるべきか、それとも閉めるべきか。」という質問がありました。上記の通り、火事・火災において恐いのは「煙」ですから、その「煙」を建物内に充満させないように窓は「開ける」ほうが良いとのことでした。
効果測定
○×形式の問題が20問出題されました。1問5点で100点満点です。なお、点数次第で修了証がもらえないということはなさそうです。まぁ、テストが終わって自己採点ののちにすぐ修了証の配布でしたからね^^;(講義中の、「ここテストに出ますからね!」という発言は何なんだったんですかね。何度も言っていましたが。もちろん、まじめに受講してもらうためでしょうが…。)問題自体も内容は常識的なものなのでたとえ講義を受けていなくても高得点を取ることは可能です。
最後に
業務命令で受講した「甲種防火管理新規講習」でしたが、個人的には受講出来てよかったです。防災に対する意識が変わりましたし、消火器や防災グッズも購入しようと思います(単純^^;)。
正直、防災に関してはどうしても「ハード面」の整備が重要だという認識だったのですが、やはり「ソフト面」も重要なんだと改めさせられました。
もちろん、ハード面の整備が重要だという認識には変わりありません。ましてや、ありもしない「国の借金」問題でそれらの整備を怠ってよいはずもありません。日本に財政問題(日本政府の破綻)が無い以上、各種インフラの整備(新幹線、治水、高速道路、老朽化したトンネルや橋梁等々)は全部やりましょうよ。それとも、ありもしない国の借金問題で公共事業を抑制し、将来世代にツケ(老朽化した危険なインフラ等)を残しますか?