社会保険労務士試験に関する法令は改正が多く、毎年のようにその改正箇所からも出題されます。ですが、通常使用するテキストでは、その発売時期の関係で法改正に対応していなかったり、内容が充実していないことが多いです。また、当然過去問としても出題の蓄積がありませんので、過去問題集では勉強できません。
そのため、「テキスト」と「過去問題集」のほか、「法改正対策」が必須となります。個人的には、この3つさえやれば社会保険労務士試験に合格することは可能だと思います。
僕は、この法改正対策に関してだけは通信講座を利用しました。法改正以外の勉強を一通り終えたのが本試験の一週間前だったこともあり、手っ取り早く要点を知りたいと思いTACの『法改正セミナー(DVD)』を利用しました。
TACの『法改正セミナー』はこちら。
目次
法改正セミナー(資格の学校TAC)の利用法、勉強法
「早送り」で講義を受ける
利用法、勉強法と記載はしていますが、特別変わったことはしていません^^;
一つだけ強いて挙げるならば、講義を「早送り」で受けたことでしょうか。個人的には、講義を受けることは非効率だと考えているので(講義の時間の全てが有益というわけではなく無駄な時間も多分にあるという意味です)、聞き取れる程度の早送りで要点のみ確認しました。重要なのは講義ではなく、その講義の内容を踏まえた上で「どれだけインプットとアウトプットに時間を割けるか」ですよね。※もちろん講義自体もインプットの一つですが時間に対して量が少なく、効率が悪い。
早送りで捻出した時間をアウトプットとインプットに時間を割くことができました。
もっとも、本試験まで本当に時間がなかったので早送りしないと間に合わない、といったやむを得なかった面が大きいです^^;
インプットとアウトプット
講義で重要な点を強調されるので、その部分を付属のテキストの該当箇所にマーカーやペンで書き込みます。
その後、テキストの通読と問題集を一通りこなします(できれば2回)。
法改正セミナー(資格の学校TAC)の良かった点
直近3年分の改正点を勉強できる
法改正部分の出題割合は、特に直近の3年間のものが高いようです。
文章ではわかりにくいことを説明してもらえる
このセミナーに限ったことではないのですが、講義を受けるメリットの一つはこれですよね。ただ、もちろんすべてがそういうわけではありませんし、僕は「百聞は一見に如かず」のタイプ(?)なので、個人的には言葉で聞くよりも文章で読んだ方が理解がはかどります。
早送りができる
例えば通学講座を受けるとなれば移動時間もかかりますし、講義中の中身の無い無駄な時間というのも少なからず生じます。そのため、僕は通学講座よりも通信講座を好んでいますし、本試験まで一週間しかなかった僕にとっては通信講座の早送りできるところがかなりプラスでした。その時間をインプット(テキスト通読)とアウトプット(問題を解く)に割くことができました。
法改正セミナー(資格の学校TAC)の悪かった点
金額が高い
料金は10,400円です。テキストのみの場合は5,100円、DVDのみの場合は6,200円です。
人によって感じ方は異なると思いますが、独学を好む僕にとっては高く感じました^^;
テキスト類の到着に数日かかる
書店でテキストを買うのであればその場ですぐ購入できますが、こちらはどうしても数日かかってしまいますので、購入する場合は余裕をもって購入されてください。僕の場合は、法改正以外の勉強を一通り終えるのが直前になることが予想できたので事前に申し込みはしていました。と言っても、申し込みをしたのは本試験まで1カ月以内だったと思います^^;
最後に
冒頭でもお伝えしましたが、社会保険労務士試験に合格するためには法改正対策が必須です。ただ、実体験を踏まえると法改正対策は15~20時間程度で十分ですし、本試験直前期にまとめて勉強されても良いと思います。
TACの『法改正セミナー』はこちら。