社会保険労務士(社労士)の勉強法<勉強時間・独学、通学・直前模試>

以前、社会保険労務士試験は運ゲーと書いたのですが(こちらの記事)、それは、当然択一式試験、選択式試験ともに合格ライン程度の点数を取れる方に言える話です。

そもそも択一式試験で合格ライン程度の点数を取れないのは、純粋に勉強不足です。

もちろん本試験では難問奇問や個数問題(正しい肢はいくつか。誤っている肢はいくつか。という問題)が出題されますし、問題の長文化や過去問の出題率が減少傾向にある等で高得点を取ることは難しいかもしれませんが、それでもきちんと勉強していれば6~7割程度は取れる内容だと思います。

とは言うものの、実は僕は本試験当日も受かる気がしていませんでした^^;

それこそ、一生受かる気がしないとさえ思っていましたが、地頭が悪い僕でもコツコツと勉強することで知らず知らずのうちに実力がついていました^^;

そんな地頭が悪い僕でも社会保険労務士に合格できた勉強法とは…

独学で合格できるのか

僕が実践した勉強方法を述べる前に、社会保険労務士に合格するのに通学講座を受講する必要があるのかについて言及したいと思います。

結論から言うと、通学講座を受講する必要はありませんし、独学で合格できます

今は市販のテキストや問題集でも秀逸なものが多数ありますし、通学講座で使用するテキスト等と遜色ありません。

実は、僕は社会保険労務士試験の受験初年度(受験経験についてはこちら)は某資格取得の専門学校の通信講座で勉強していました。

就職先も決まらず大学を卒業してしまったため、どうしても1回で合格したいと思い、当初は通学講座の受講を考えていました。

ただ、当時の僕の住まいはド田舎で近くに通学できるようなところはありませんでした。通学しようと思ったら、片道2~3時間はかかる距離でしたし、そもそも移動時間がもったいないですよね^^;

移動にそれだけの時間をかけるのであれば、その時間をインプットとアウトプットに費やした方がよっぽど効率的です。

そのため通信講座(約15万円)を受講し勉強していたのですが、受講しての感想は…

「こんなもんか。」

でした。

講義は、主にテキストの重要な部分にマーカーを引きながら進めていくというもの。

(今どき、市販のテキストですら重要度に応じて分類されたり、太字や赤字で強調されているのに…)

もちろん、語呂合わせや解き方のテクニックが得られる等の良い点もありましたが、金額のわりに得られるものは少なく、費用対効果は低いと感じました。

有名な某資格取得の専門学校の看板講師ですらそのような感じだったので、独学で十分だという結論に至りました。

合格に必要な勉強時間

実感として600800時間も勉強すれば合格レベルに達することは可能だと思います。

実際、僕も受験初年度は800時間に満たない程度の勉強時間でしたが、択一式試験、選択式試験ともに合計点では合格点に達していました(選択式の社一で足きりにあい不合格でしたが^^;)。

ただ、600800時間も勉強すれば合格レベルに達することは可能なのですが、選択式の足きりがあるため、それ以上勉強したからと言って確実に合格できるとは言えないのが社会保険労務士試験の難しいところだと思います

そのため、大事なのは合格するまで試験を受け続けることです(もちろん限度はあります)

実践した勉強法と勉強内容

社会保険労務士試験の勉強において僕が最も重要だと感じた勉強法はずばり、

テキスト通読』です。

残念ながら特別変わったことはしていませんでした^^;

が、社会保険労務士試験においては択一式試験、選択式試験ともに足きりがあり極端に苦手な科目はつくれないため、問題を解くだけでは知識に偏りが生じますし出題範囲の広い社労士試験に対応できません

そのため網羅的に学習するには『テキスト通読』が最良です!

もちろん、重要な部分、頻出部分などのメリハリをつけた学習は必要ですし、覚えるべき文言や数字はたくさんあるのですが、覚えるほどでもない部分も選択式対策として1度は目を通すことがいざという時に役立ちます

たとえば、正確には覚えていない内容でも「文脈から判断してこのカッコ内にこの語句は入らないだろうな。」とか「この語句は違和感があるな。」といった感覚を覚えることができます。

そして、テキスト通読の次に重要なのは、『過去問』を解くことです。

こちらも変わったことはしていませんが、過去問を解くことで出題傾向を把握できますし、なによりアウトプットすることで知識が定着します。

実際に僕は「テキスト通読」と「過去問を解く」ことで合格することができました

具体的には、

  1. 労働基準法:テキスト通読→過去問→テキスト通読→過去問
  2. 労働安全衛生法:テキスト通読→過去問→テキスト通読→過去問  ※以下他の科目も同様

非常にシンプルで、テキスト通読と過去問を2セットこなしたら、次の科目にうつり同様に2セットこなすというような方法です。

たまに、ネット上で過去問を十数回解いたというのを見かけることがあるのですが、個人的には効率が悪いと思います。(というか、それだけ解いたら問題と答えそのものを覚えてしまいそうですが^^;)

やはり、(漠然とでも)理解することが記憶する上で重要です。

  1. テキスト通読をし、漠然とでも理解する。
  2. 過去問(初見で分からない問題がほとんどであるため、解くというよりすぐ解答と解説を読み、どのような論点がどういう問われ方をするか知り理解を深める)。
  3. テキスト通読で再確認する(短いスパンで何度も見ることが記憶の定着に効果的だと思います)。
  4. 過去問(実際に解いてみる。そうすることで、知識・記憶の漏れや理解が曖昧な部分を確認できます)。

直前模試は受けるべきか?

率直に言うと、直前模試は無理に受ける必要はありません

受けなくても合格できますし、テキスト通読や過去問を十分こなした方でなければわざわざ受けなくてもよいと思います。

個人的には、出るかどうかも分からない予想問題(模試)を数十問受けるよりも、重要論点や頻出問題、苦手な問題を解くかテキスト通読をすることをおすすめします。

この直前模試については、社会保険労務士に限らず行政書士やFPでも同様に、無理に受ける必要はありませんし受けなくても合格することができました。

合格に必要なのは、テキスト過去問という基本的な2つを徹底することです